【効果抜群!】大人でも英語の「絵本」を読むべき3つの理由




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macha

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アラフォーの英日翻訳家。元英会話学校講師。TOEIC満点/英検1級。言語学修士号。コーヒー、読書、音楽が好き。

効果が絶大なのに、英語を学ぶほとんどの人がやっていない学習法があります。

それは、「英語の絵本」を読むことです。

初心者も上級者も、TOEICやTOEFLを受験する人も、学生も社会人も、あらゆる英語学習者に自信をもっておすすめできます。

なぜ大人の学習者が、いまさら絵本を読むべきなのでしょうか。
僕自身の体験をもとに、絵本を使った語学学習の魅力を紹介したいと思います。

なぜ英語の「絵本」を読むべきなのか

1.辞書なしで簡単に「多読」できる

英語の上達には、洋書の「多読」が欠かせません。
大量に英語をインプットすることで、英語を読むことに慣れていきます。
ところが辞書を引きながらの読書だと時間がかかりすぎてしまい、「多読」することはできません。

そこで、おすすめしたいのが子ども向けの「絵本」です。
絵本なら、辞書なしでも、簡単に読み進めることができます。

なぜ絵本は英語の「多読」に向いているのでしょうか。

  • ストーリーがシンプルでわかりやすい
  • 絵がストーリーの理解を助けてくれる
  • 難しい文章がほとんどない
  • 生活に密着した実用的な英語が中心
  • 単語数が少ないので、初心者でも最後まで読み切れる

これが絵本の圧倒的なメリットです。
絵本なら、1時間で10冊読むなんていう「超・多読」も充分に可能です。

2.学校で習わない単語・熟語が覚えられる

↓こちらの単語の意味、わかりますか?

≪絵本に出てくる単語≫ tin pan swing padding pool soggy ding wobbly hedgehog hermit crab

実はこれすべて、「Oxford Reading Tree」(ステージ1~2)という有名な4~5歳向けの絵本の中で使われている単語です。

見てわかるとおり、絵本の単語レベルって、結構高いんです。
絵本には、教科書では習わない、ネイティブが日常的に使う単語や口語フレーズがたくさん出てきます。

しかも、このレベルの単語は、なぜか私たち日本人の英語学習から完全に抜け落ちています。

↓イメージで言うと、こんな感じです。

日本語でいうなら、「どっこいしょ」「せっせと」「ぎゅっと」などの基本表現を知らない学習者に、「奮起する」「勤勉に」「密接した」という難しい表現を教えているのが、日本の英語教育の現状です。

日本の英語テキストからは、日常会話で使われる英語が驚くほど抜け落ちています。
だから絵本を読むことで、本来ネイティブの子供が最初に学ぶような「超・初歩」の単語を学べるというわけです。

ちなみに、さきほどの単語の答えはこちらです↓

≪答え≫
tin ブリキ缶
pan フライパン
swing ぶらんこ
padding pool ゴムプール
soggy びしょ濡れの
ding 騒音
wobbly ぐらぐらした
hedgehog ハリネズミ
hermit crab ヤドカリ

こういった日常的な単語・表現にたくさん触れておくと、今後、洋画や本格的なペーパーバックに挑戦するときに大いに役立ちます。

3.英語圏の生活や文化が学べる

絵本の目的の一つは、文化や伝統を子供たちに伝えていくことです。
そのため、クリスマスやハロウィン、イースターなどの行事は、いろいろな絵本でよく取り上げられますよね。

ほかにも、日本人があまり知らないような伝統や文化が取り上げられることもあります。

たとえば、前出の絵本シリーズの「The Wobbly Tooth」(ORT Stage 2)というエピソードでは、主人公の少年が乳歯をなくして落ち込む姿が描かれます。
日本人にはピンとこないかもしれませんが、欧米では抜けた歯を枕の下に置いておくと、寝ている間に妖精がやってきて、コインと引き換えに歯を持ち帰ると信じられています。

こういう現地で長く暮らさないとわからないような文化や慣習も学ぶことができるのも、絵本ならではの魅力です。

絵本を使ったオススメの学習法

せっかく楽しい絵本を読むなら、おススメしたい勉強法があります。

それは、絵本を耳から聴くことです。

YouTubeなどで、絵本のナレーション(朗読)の音声動画がないか、探してみましょう
有名な作品なら見つかることが多いです。
あるいは、有料サービスのaudibleやscribdを利用するのもよいでしょう。

音声があれば、まるでネイティブスピーカーから読み聞かせをしてもらっているように、自然に英語を学べますね。

まとめ

筆者が英語の絵本に出合ったのは、たしか大学を卒業してすぐ、英検1級を取得して間もない頃でした。
すでに1万2000~3000語レベルの単語力があり、辞書なしで英字新聞が読めるようになっていました。
「絵本なんて簡単だろう」
そう思って大型書店の洋書コーナーでたまたま手にとった絵本の中に、知らない単語がわんさか出てきて衝撃を受けたのを覚えています。

もっと早く絵本を読んでおけばよかった…と、後悔しました。

絵本に出てくる単語は、なにも子供しか使わない言葉ではありません。
英語の小説や海外ドラマなんかでもひんぱんに使われたりします。
だから英語をこれから「多読」「多聴」していきたい人は、絶対に読んでおいた方がよいです。

「大人が絵本を読むなんて恥ずかしい…」という考えは捨てて、ぜひ絵本を手にとってみてください。
何十年も親から子供、そして孫たちに語り伝えられてきた豊かな絵本の世界に、きっと驚かされると思います。

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