Curious Georgeが「生きた英語」の勉強にめちゃめちゃ使えるという話。

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英語学習アドバイザー。大学で英米文学専攻、大学院で言語学修士。英語教育の現場に携わり、現在は翻訳関係の仕事をしています。英検1級、TOEIC満点。

子どもに読ませるよい英語の絵本はないか・・・
と物色していたら、昔懐かしい「Curious George」が出てきました。
日本で「おさるのジョージ」などと呼ばれている人気の絵本シリーズです。
あらためて読むと、これは
英語の勉強に使える
と実感。
アメリカ英語でよく使われる単語や表現がつまっているんです。
(TOEICで900点以上の上級者でも知らない表現がちらほら出てくると思います)

というわけで、子どもだけでなく、一歩上の英語力を目指したい大人も、まずはこれを読んでみるのがおすすめですよ、という話をします。
(筆者も高校か大学のときに読んでおけばよかった・・・)

「Curious George」(おさるのジョージ)ってどんな絵本?


日本では「おさるのジョージ」や「ひとまねこざる」として知られている本です。
初版が出たのはなんと1939年。
1940~1960年代にかけて作られたオリジナル作品(全7作)のほか、他のイラストレーターによってたくさんの続編が作られ、アニメ化もされています。

英語力のレベル的には、ネイティブの幼稚園~小学生低学年向けといったところ。
ここらへんのレベルの絵本をがんがん読んでおくと、児童書やヤングアダルト向けのペーパーバックに進みやすくなるのでおすすめです。

「Curious George」が英語の教材として優れている理由

アメリカ英語の口語表現がたくさん学べる

この絵本には、学校ではあまり教わらない日常的な英語表現がたくさん出てきます。

たとえば、こんな感じ。

・George had gotten a little carried away.
(ジョージはつい調子にのってしまった)
↑got carried awayはネイティブがときどき使うイディオム

・The aquarium staff stopped by to check on the penguins.
(水族館の係員はペンギンの様子を見にきました)
↑stop by~とかcheck on~とか頻出のイディオムがたくさん出てきます

・The man had sent away for Charkie’s birthday present.
(その男性はチャーキーの誕生日プレゼントを取り寄せていたのだ)
↑send away for~は通信販売などで商品を取り寄せること。

アメリカ英語の特徴はなんといっても、イディオムを多用するところです。
一見、簡単な単語ばかりに見えても、文章の意味がよく理解できないのは、熟語や慣用句、スラングだったりするからです。
だから、日常の口語表現をしっかり頭に入れておかないと、いつまでたってもなかなか英語が上達しません。

その点、「Curious George」は日常的によく使われるイディオムが満載です。
しかも、あくまで子ども向けの絵本なので、大人が絶対使ってはいけないようなスラングや放送禁止用語は出てきません。
非ネイティブでも安心して学べるんです。

出てくる単語の種類が幅広い

基本的なストーリーは、毎回ジョージが動物園や図書館、パレードなどいろんな場所やイベントへ行って、ちょっとした騒動を起こす・・・というもの。
なので、特定の場面だけしか出てこない絵本と違って、わりとアメリカの社会や文化全般について広く知ることができます。
英語的にも、まるで現地で暮らしているかのように、幅広い語彙に触れられるのがよいところですね。
もちろん、1話完結型なので、どの絵本から読み始めても問題なし!
(一応最初の1~2話だけ、「始まり感」があります)

音声が手に入りやすい

さすが人気シリーズだけあって、YouTubeで「Curious George」と検索すると、朗読の音源がわりと簡単に見つかったりします。
またアニメ版の動画もたくさんアップされているので、絵本で「多読」したら、こんどはアニメで「多聴」したり、といった楽しみ方もできます。
英語のリスニング練習にもってこいですね。

絵本だからイメージで理解できる

どのページにも絵がたくさんあるので、わからない単語やフレーズがあっても、絵を見ればだいたい想像がつきます。
だから、いちいち辞書を引く必要もなく、リーディングもスイスイはかどりますよ。

まとめ

というわけで、映画や海外ドラマのヒヤリングがぜんぜんできないという人は、「Curious George」シリーズを片っ端から読んでみるのがおすすめです。

・・・といっても、たくさんストーリーがありすぎて、どの絵本を読めばよいのかわからないと思うので、おすすめを紹介します。

英語学習に使える「おすすめの1冊」はコレ!

英語の勉強的には、原作者のオリジナル7作品を収録したこちらの本から読むのが王道。
大型本のハードカバーで値段も4000円くらいするけど、7作品が全部読めると考えたら、コスパ的にはそれほど悪くないかも?
(もちろん筆者も読みました。というか、子どもにも読み聞かせてます)

The Complete Adventures of Curious George: 75th Anniversary Edition

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↓CD付きのデラックス版もあります(収録しているストーリーは上記と同じ)。
Curious George Complete Adventures Deluxe Book and CD Gift Set

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Happy Reading!

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