【ガチで検討】DWE(ディズニーの英語システム)のメリットとデメリットを比べてみた




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アラフォーの英日翻訳家。元英会話学校講師。TOEIC満点/英検1級。言語学修士号。コーヒー、読書、音楽が好き。

DWE(ディズニーの英語システム)を買おうかどうか、悩んでいる人は多いと思います。

口コミなどを見ているととっても良さそうですが、なんせ高い!

  • 本当に英語が話せるようになるの?
  • どれくらい効果はあるの?
  • ほかの勉強は必要ない?
  • いつまでやればいいの?
  • 買って後悔しない?

・・・などなど、買う前にちゃんと知っておきたいですよね。
何十万円も払って、途中で挫折したり、後悔したりすることだけは避けたいです。

そこで、この記事では悩みに悩んで息子3歳のときにDWEを始めてしまったパパ翻訳家のmacha(筆者)が、DWEのメリットとデメリットをまとめてご紹介します。

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ガチで調べたので、記事も長くなってます…
WFCについて
電話レッスン、イベント、保証などの各種サービスを受けるには、DWEとは別に、WFC(ワールドファミリークラブ)に入会する必要があります(任意加入)。
これについては、こちらの記事「ワールドファミリークラブ(ディズニー英語)は入った方がいいの?」で詳しく解説しています。

まずは基礎知識:DWEってなに?

ディズニーの英語システム」(Disney’s World of English)、通称「DWE」。

アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーが正式に認めた、子ども向けの英語家庭学習プログラム。

バイリンガル子育てをしているママさんなら必ず知っているくらい、有名な英語教材です。

対象年齢

「おためしDVD」によると0~12歳。
ただし0~3歳で始めて、10~12歳まで続ける子が多いです。

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うちの子は3歳半(←遅い)に最初のPlay Alongから始めたけど、すごく楽しんでたよ!

目標レベル

卒業時の英語力は、ネイティブスピーカーの6歳程度とされています。
英検なら、2級レベル(=高校卒業程度)。
普通に卒業までやれば、準2級はまず受かるそうです。頑張って勉強した子は準1級にも手が届くとか(本人次第)。
中高レベルの文法は一通り習得できるようです。

平均学習期間

卒業までに通常、5~10年くらいかかります。
学習時間はトータルで2000時間以上。
(※毎日1時間 × 6年間 = 2190時間)
「おためしDVD」でも「2000時間のインプット」が英語習得に必要な時間として紹介されています。

DWEのメリット4つ

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元英会話講師として厳しくレビューするよ!

1.教材の完成度が高い

評判どおり、教材の出来は素晴らしいです。
アメリカのESLプログラムはやはり歴史があり、研究が進んでいるので、教材のクオリティが半端ないですね。
うちの子も、お試しサンプルのDVD・CDに対する食いつきがメチャクチャよかったので始めることにしました。

とくにいいなと思った点は以下の5つ。

①ALL ENGLISH(母国語方式)の教材である

DWEの教材には日本語がいっさい入っていません。日本語の説明や翻訳がなくても、映像と音だけで意味がわかるように作られています。
ネイティブの子供が母語を覚えるときと同じステップで、自然に英語を学べるようになっています。

②歌で英語が覚えられる

DWEの教材には全部で130曲以上の歌が出てきます。
歌詞は日常会話をベースに作られていて、歌詞に重要な文法事項がすべて入っているので、歌を通して基本文法を習得できるようになっています。
また子ども向けとはいえ、歌のクオリティも異様に高いです。歌っている人もみんなブロードウェイ並みの歌唱力でびっくりします。

③各教材が連動している

DWEには絵本や映像(DVD)、歌(CD)、カード、マジックペンなどたくさんの教材がありますが、すべてが効果的に連動するように作られています。
たとえば、歌で覚えた言葉が、映像でも出てきたり、カードやペンを使って文章化したり、といったふうに、重要な文法・語彙は何度も出てくるので、子供が自然に覚えられるようになっています。

④単語・文法が厳選されている

ネイティブ向けの絵本やアニメだと、わりと難しめの言葉も出てくるのですが、さすがにDWEのテキストには無駄がありません。
子供が最初に覚えるべき基本的な言葉ばかりが使われているので、効率的に学習できます。

⑤ディズニーの人気キャラと一緒に学べる

子供が学ぶ場合は、キャラクターの存在は大きいです。
DWEの教材には、ミッキーやミニー、グーフィーなど人気キャラが多数登場します。
ディズニーランドをはじめ、いろんなところでディズニーのキャラクターを見かけるので、子供にとっても親近感を覚えやすいですね。

2.実績がすごい

純ジャパ(日本育ち)なのに「〇歳で英検準1級」とかすごいキッズがたくさんいます
これははっきりいってすごいことです。
子供のうちに英検2級レベルに到達できたら、あとはきちんと多読・多聴を続けさえすれば(←これが案外難しいかもしれませんが)、大人になるまでに本当にネイティブに近いレベルに達しそうです。

3.親の負担(労力)が少なめ

①親が英語を教える必要がない

子供に英語を「教えなくていい」というのが、DWEの売り文句の一つ。
親がやることは、最初にDVDやCDだけセットするくらいです(それすらも、いずれ子供がやるようになります)。
こどもがDVDを楽しんで見ている時間に、こっちは家事などができるので、子育ての負担軽減にもつながります。

②教材選びに迷わなくなる

子供のレベル・興味にあった英語教材を探すのってかなり大変ですよね。
DWEなら、一度買ったら数年間は教材選びで迷うことがありません。
親としてはかなり時間・労力を節約できるので、このメリットは大きいです。
(DWEのほかにももっといろんな教材をやらせたいという熱心なユーザーさんは別として…)

4.WFクラブ会員になるとさまざまな特典がある

DWEは、「ワールドファミリークラブ(WFC)」という有料会員制の英語育児応援プログラムを展開しています(任意加入)。これに入ると、

  • 電話レッスン
  • 週末イベント
  • アフターサービス

などさまざまな特典が受けられます。

WFCについては、こちらの記事「ワールドファミリークラブ(ディズニー英語)は入った方がいいの?」で詳しく解説しています。

DWEのデメリット8つ

DWEにはデメリットもたくさんあります。
買ってから後悔することのないよう、きちんと知っておいた方がよいです。

1.値段が死ぬほど高い

DWEは教材がたくさんあるので、はじめての人にとっては価格体系がかなり複雑に感じると思います。慣れるまでわかりづらいかもしれません。

すべての教材を単体で揃えていくと、軽く100万円を超えます。
パッケージ(いくつかの教材を組み合わせたセット)で購入すると3割くらい割引になるので、ほとんどの人がパッケージで購入します。
が、それでもかなり高額です(以下は一部の例)。

  • ワールド・ファミリー・パッケージ(全部入り) 88万3440円(税込)
  • ミッキー・パッケージ(基本セット) 62万3160円(税込)
  • グーフィー・パッケージ(最安パッケージ) 25万2720円(税込)

DWEの魅力は各種教材が連動していることなので、下位のパッケージだとその効果を感じにくいです(「お試し」としてはよいですが)。
選ぶなら、少なくとも基本セット(ミッキ―パッケージ)以上のプランがおすすめです。
なので60万円以上の出費は覚悟が必要です。

なお分割払いもできますが、金利手数料がかなり高いので、できれば一括で払った方がよいです。

2.交換保証は基本的に会員のみ対象

DWEはアフターサービスの充実をうたっていますが、商品の交換サービスを受けられるのは基本的にWFC(ワールドファミリークラブ)の会員のみです。
会員でない場合は、「購入後1年間」のみが保証の対象です(メーカー保証みたいなものですね)。
ほとんどの人は数年分の教材を一括購入して、最初の1年だとほとんどの教材に手をつけていない状態なのに、1年保証しかないというのは矛盾を感じます。

また細かい点ですが、交換する場合は、片道分の送料は購入者側の負担となります。

3.DWEだけではペラペラにならない

DWEはとても優れた教材ですが、これだけではネイティブの子供同等のレベルにはなりません。
大きな理由が3つあります。

①インプットが少ない

DWEの教材はボリュームがあるように見えても、各種教材が連動していて、文法や語彙が厳選されているので、逆に、子供がふれる英語の量・バリエーションはあまり多くありません。

②アウトプットも少ない

スピーキングに対応した教材もありますが、全体的にインプット中心です。「話す」練習はあまりできないので、ペラペラにはなりません(発音はうまくなります)。

③身につく単語量が少ない

DWEの絵本(ブック)で学べる単語数は全部で1500語程度とされています。これでは公立中学の3年間で習う単語量と大して変わりません。
この程度では、とても英語の本は読めないし、映画やドラマも完全には理解できません。
洋書・絵本を読むなど、ボキャビルは別にやる必要がありそうです。

4.映像が古臭い

各教材とも数年おきにリニューアルされているようですが、全体的に静止画や古い映像が多く、地味です。
映像のクオリティは「お試しDVD」が一番高いくらいですね(笑)。

5.(ときどき)変なアドバイザーがいる

ブログなどで口コミを調べていると、アドバイザーたちは成功報酬型のため、中には押しの強い人や勧誘の電話をしつこくかけてくる人もいるようです。

※購入後は基本的にアドバイザーとの付き合いはありません。

6.部屋のスペースをうばわれる

数年分くらいの教材がまとめて届くので、部屋の一角がいっぱいになります。
荷物の多い家だと、いろんなものを処分しないと置くスペースがないかも。
大型家具が一つ増えるくらいの覚悟は必要です。

7.子供が人前で英語を口にする(かも)

子供は素直なので、覚えた言葉や歌を外でもどんどん口にします。
しかもかなり発音が流暢なので、まわりに「英語育児をしている」のがバレバレになります。
まわりのママさんから「あそこの家庭では英才教育をしている」という目で見られる覚悟くらいはしておいた方がよいでしょう。

8.途中で挫折する可能性も

せっかく高価な教材を買って始めたのに、途中でやめてしまう子ども(親)も結構いるようです。
よくある失敗例は以下。

  • 子供がDWEにあきる。ミッキーよりもジブリ系のアニメに興味を示す、など
  • 幼稚園へ通いだしたり、ほかの習い事が増えて忙しくなった
  • 高い教材なので親からのプレッシャーが大きく、子供がDWEを嫌いになる
  • 成長がなかなか感じられない(←0~1歳で始めた場合)

うちの子も、昔は「Sing Along」(DWEの歌のプログラム)を夢中で見ていたのに、最近はあまり見てくれなくなりました…。

【注意】ペラペラになった子たちはほかの勉強もしている!

デメリットのところにも書きましたが、DWEだけでペラペラになるわけではありません。

「〇歳で英検準1級」などDWEのパンフレットに出てくる成績優秀な子どもたちの多くは、DWE以外にもいろいろ英語をやっています。

たとえば…

  • 親が普段から英語で熱心に「語りかけ」をしている
  • オンライン英会話を週2~3回やっている
  • 絵本・洋書などを多読している
  • 英会話学校にも通っている
  • 英語サマーキャンプにも毎年行っている
  • そもそも帰国子女
  • そもそもプリスクール/インターナショナルスクールに通ってる

うちもDWEを基本としつつも、YouTubeを見せたり、たまに絵本を読んだりしています。

宣伝文句はそのまま鵜呑みにしないようにしましょう。

まとめ(なぜ我が家はDWEを始めたか)

というわけでDWEは素晴らしい教材だと思いますが、欠点もたくさんあります。購入にあたっては、しっかりと吟味しましょう。

最後に、なぜ僕自身が英語を普通に話せる(一応翻訳家です)のに、なぜDWEを始めることにしたのか、書いておきます。

今の時代、ネットに無料の映像・音声素材はたくさんあります。
そういったものをうまく活用して、オンライン英会話などを組み合わせれば、DWEをやらなくても、バイリンガル育児は充分可能です。
実際、それで成功されている方もいます(少数かもしれませんが)。

でもそれをやろうと思ったら、実はかなり手間暇がかかるんですよね。
僕も少しトライしましたが、あまりにも大変なのでやめました。

適当にYouTubeの歌やアニメを選んで見せても、子供は英語を話せるようにはなりません。
子供のレベル・関心に合ったものをその都度きちんと選んで、計画的に英語力を伸ばしていく必要があります。
「これがいいかな」と思って買っても、レベルが高すぎたり、低すぎたり。また子どもが気に入るとも限りません。
英語の絵本となると、結構な値段がします。たくさん買う余裕はありません。

そう考えると、DWEはたしかに値段は高いですが、いろいろな手間暇から解放されます。「オールインワン」教材なので、毎日少しずつ教材の英語に触れていくだけで、英語の基礎がかなりの程度身につきます。

我が家は共働きでそれなりに忙しく、時間と労力を天秤にかけた結果、DWEの力に頼ろう、という結論に達しました。

今のところは大満足です。(出費は痛いですが…)
なにより、子どもが英語を普通に楽しんで歌ったりしています。

今後、こどもが成長していくにつれ(英語力が上がっていくにつれ)、オンライン英会話などもトライするかもしれませんが、DWEは当面続けると思います。

みなさんもこの記事で書いたポイントを参考に、ベストな選択をしていただければと思います。

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