DWE会員サービス「ワールド・ファミリー・クラブ(WFC)」には入るべき?

※記事内に広告が含まれています。

スポンサーリンク



The following two tabs change content below.

macha

翻訳家(英日)。英検1級/TOEIC満点/言語学修士。「極力勉強せず、楽しみながら英語力を自然に上げる」がモットー。英語育児(8歳)も実践中です。

先日、英語育児の人気教材「DWE」(ディズニー英語システム)について、次の記事を書きました。

DWEを正規購入すると、有料オプションとして「ワールド・ファミリー・クラブ」(以下WFC)に入会できます。そこで、「WFCにも入った方がいいのかな?」と迷う人も多いと思います。

そこで、この記事ではWFCのメリット・デメリットについて見ていきます。

最初に正直に書くと、我が家はいろいろ検討したすえ、WFCには入りませんでした。でも家庭の状況によっては入った方がお得な場合もあります。そのあたりを含めて詳しく説明します。

メリットとデメリットをきちんと把握して、じっくり検討してみてくださいね。

※値段表示は執筆時点(2018年)のものです。最新の値段はワールド・ファミリー社にお問い合わせください。

PR

ワールド・ファミリー・クラブ(WFC)とは

DWEを買ったらそれで終わり…ではありません(僕もそう思ってました)。

ディズニーの英語システムには、実はDWEと並ぶ大きな柱がもう一つあります。それがWFCです(「WFクラブ」ともいいます)。

WFCのサービスを受けられるのは、DWEを正規購入した人だけです。
DWE会員向けの「プレミアムサービス」のようなもの、と考えるとわかりやすいですね。

DWEはインプット中心の「家庭学習」教材です。基本的には、一度購入したら、あとは子供のペースでこなしていくだけです。

これに対し、WFCはDWEの学習をサポートするサービスです。さまざまなイベントに参加できたり、教材が壊れたときに無償で交換サポートを受けられたります。

WFCはあくまで任意加入です。ただし、いろいろなメリットがあるので、DWEの購入と同時にWFCに入会する人がほとんどです。

WFCに入会するメリット5つ

ではどんなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

1.いろいろな楽しいイベントに参加できる

WFCの会員になると、さまざまなイベントに参加することができます。
パンフレットによると、イベントは全国で年間約2000回も開催されているそう。
(本当かな…?)
イベントでは、外国人の先生たちと楽しく歌ったり踊ったりできます。
そんな「非日常」の雰囲気にハマる親御さんも多いようです。

2.電話レッスン(TE)で会話練習できる

週1回、決まった時間に「テレフォン・イングリッシュ(TE)」が受けられます。これは、フリーコールで5~10分程度、ネイティブの先生と英語を話すことができます。
「電話で英語なんて無理!」と思うかもしれませんが、DVDなどで覚えたフレーズを使って答えられるように、うまく先生が話を誘導してくれます。

電話でうまく話せない小さい子がいる場合などには、スマホを使って歌の動画が見られる「e-Pocket」というサービスが2017年に始まりました。
※テレフォン・イングリッシュとe-Pocketはどちらかのみしか選べません(変更は毎月可能)。

3.CAPを目標に頑張れる

DWEの教材は膨大ですが、卒業までの学習をサポートしてくれるプログラムがあります。それがCAP(Children’s Achievement Program)です。

DWEの教材は、色ごとに大きく4つのステップに分かれています。各ステップの課題をすべてクリアすると、その色の帽子(CAP)がもらえます。 最初はライトブルーからはじまって、ブルー→グリーン→ライム→イエローへと進んでいきます。キャップは全部で5色あります(上の写真参照)。

イベントへ行くと、自分より上のステップの帽子をしている子たちを目にする機会があるので、子供も自然と「次はあの色の帽子がほしい!」と思い、英語学習のモチベーションが高まる仕組みになっています。

4.卒業式が豪華!

各ステップの課題をすべてクリアすると、卒業式に参加できます。
卒業式(食事つき)はなんと、 本物のディズニーランド(千葉県浦安市の「ディズニーアンバサダーホテル」)で行われます。

アメリカの卒業式さながら、ガウンをはおって、一人ひとり卒業証書を授与されるのだとか。達成感もひとしおですよね。

5.アフターサービスが充実

小さい子どもはすぐに絵本とかを破ったりしますよね。でもWFCの会員だと、破れた絵本や壊れたおもちゃをいつでも無償で交換できるので安心です(※交換には規定があります)。

また情報誌「ワールド・ファミリー・マガジン」が定期的に届いたり、ホットライン(無料電話相談)でわからない点を質問したり、もできます。

WFCのデメリット4つ

意外に見逃しがちなので、デメリットについてもしっかり理解しておきましょう。

1.結構お金がかかる

DWEだけで何十万円もするのに、WFCに入ると、さらにお金がかかるのがイタいところです。
おもな出費は2つあります。

①WFCの会費

会費は、一番上の子の年齢によって変わります。

1家族あたりの会費(月額、税込み)

  • マタニティ    無料
  • 0~1歳半未満 1296円
  • 1歳半以上   3348円

毎月かかってくるコストなので、蓄積すると結構な金額になります。
たとえば2歳から7歳まで5年間加入する場合、合計で20万円以上になります。
(※3,348円 × 12カ月 × 5年 = 200,880円)

②イベントの参加費

会費を払ったらそれで終わりではありません。
イベントに参加する場合は、毎回「参加費」がかかります(通常、大人1500円、子ども1000円くらい)。
近くで開催されるとはかぎらないので、往復の交通費(電車代、ガソリン代)なども含めると、費用が膨らみます。

たとえば我が家の場合、大人2人+幼児1人で、電車代が片道400円(大人)とすると、イベントに1回参加するのに5600円かかる計算になります。
(※1500円×2人+1000円×1人+400円×4回乗車=計5600円)

2.イベントは英会話教室の替わりにはならない

週末イベントに参加したら外国人の先生といっぱい話せて、英語もめきめき上達……とは限りません。

イベントについては、以下の3つの注意が必要です。

①参加できるイベントが限られている

公式サイトでは「全国で年間2000回」開催しているとありますが、現会員たちのブログなどによると、近所でやってて、現実的に参加できるのは数カ月に1回くらいとのことです(頑張ってる人でも月に1~2回が限度だとか)。
子供が小さいうちは遠くへ連れ出すのはそれなりに大変でしょうから、英会話スクールのように毎週参加、とはいきませんね。

②スピーキングの機会が少ない

イベントは基本的にはただ座ってショーを見るスタイルなので、子供が英語を「話す」機会はそれほど多くありません。
むしろ「生の英語」に触れることで英語学習のモチベーションを上げたり、知っている友達に会えて一緒に遊んだりできるのが子どもにとっては楽しいようです。

③小学校高学年向けのイベントが少ない

イベントの数はたくさんあっても、だいたいが幼児~小学校低学年向きです。高学年になっても参加できるイベントは「イングリッシュ・カーニバル」くらいしかないそうです。

3.入会・休会・退会に制限がある

DWEの教材購入と同時にWFCに入会する場合は入会費はかかりませんが、あとから入ろうとする場合は25,000円かかります(だから最初に入会する人が多い)。
入会すると、半年間は退会できません。一度退会して、再入会する場合は12,500円かかります(会員番号は継続)。
また退会とは別に「休会」という制度もありますが、1度しか使えず、最大で「半年間」という制限付きです。

4.TEの待ち時間が長いことも

曜日や時間帯によっては、TE(電話レッスン)がなかなかつながらず、ひどい日には10~20分くらい待たされることもあるそうです。
「今から電話レッスン始めようね」と言いつつ、それだけの長い時間、子どもたちを待機させておくのは親としてなかなか大変ですよね。
ひょっとすると今後改善されるのかもしれませんが、多少の待ち時間は覚悟しておいた方がよいでしょう。

まとめ(なぜ我が家は入会しなかったか)

このように、WFCは大変魅力的なプログラムですが、値段もそれなりにかかるので慎重に考えたいところですよね。

冒頭で書いたとおり、我が家ではいろいろ考えた結果、WFCには入りませんでした。
その一番大きな理由は、値段のわりにあまり英語のアウトプットの練習にならない、という点です。

我が家は一人っ子なので、月謝だけで3000円以上かかります。

都内在住で車はもっていないので、どこへ行くにも電車移動となり、子供が結構疲れそうですし、交通費もかかります。遠方のイベントだと、あまり参加できそうにありません。
電話レッスンも週1回で5~10分程度なので、練習「量」としてはたかが知れてます。
それだったら、もう少し大きくなってから英会話スクールやオンライン英会話をうまく利用した方が効果的かな・・・、と思いました。

もちろん、DWEの教材と連動した電話レッスンやイベント、さらには無料の交換サービスはやはり魅力的です。もし兄弟がいたり、生活環境が違っていたりすれば、同時入会していたかもしれません。あくまで、家庭環境との兼ね合いだと思います。

ぜひ上記のメリット・デメリットを踏まえて、みなさんもベストな選択をしてくださいね!

PR

PR

 

人気記事
DWEの各教材についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
【図説】5分でわかるDWEの全体像|教材の進め方と活用法をわかりやすく解説
スポンサーリンク