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「DWEは高額なので中古で購入したい」と考える方は多いと思います。
ところが、DWEは教材数が多く、パッケージの組み合わせがいろいろあり、値段もそれによって異なり、仕組みがかなり複雑です。
どの教材を最初に買えばいいか、どこをチェックすればいいかなど、調べてもわからないことだらけで、結局は正規版を購入してしまった…という方も少なくないのが事実。
そこで、この記事ではDWEを中古で購入したい人が知っておくべきことをまとめてみました。
いくつかのポイントさえ押さえれば、DWEは中古でも正規と同じやり方で、十分な英語力が身につきます。
中古購入で失敗や後悔することのないよう、ぜひ参考にしてみてください!
正規品と中古品の違い(注意点)
中古品の購入を検討する前に一つ注意すべきことがあります。
DWEを中古購入する場合、会員サービスである「WFC(ワールド・ファミリー・クラブ)」には入れません。
(WFCについて知りたい人は、こちらの記事をご覧ください)
DWEは、教材である「DWE」本体と、会員サービス「WFC(ワールド・ファミリー・クラブ)」の2本柱からなるのですが、後者を利用できないということです。
わかりやすく言うと、電話レッスンは受けられませんし、週末のイベントにも参加できません。教材が破れた(壊れた)場合の交換保証はなく(中古業者によっては個別の保証制度があり)、またディズニーランドで開かれる豪華な卒業式にも出られません。
WFCのサービスもやっぱり利用したい…という人は、正規版を買うしか選択肢がありません。
(該当する人はここで読み終わっていただいてOKです)
そうでなく、「アウトプットはオンライン英会話など自力でなんとかするので、教材だけを使いたい」という人は、中古が合っていると思います。
DWEのシステム全体像を知る
どの教材を買うべきかを考える前に、まずはDWEのシステム全体像をざっくり把握しておきましょう。
主要教材は5つ
DWEの教材は「全部で40通り以上のパターンがある」なんて宣伝されていますが、恐るるに足らずです。
実際に販売されている教材セットは9種類。
(掛け合わせで数字が大きく見えるだけです)
その中でも、絶対外せない重要な教材は次の5つです。
・Sing Along (SA)
・Straight Play (SP)
・Talk Along (TA)
・メイン・プログラム ←SBSとBook&CD
※最後の「メイン・プログラム」は、さらにStep by Step (SBS)とBook(絵本)&CDの2つの教材に分かれます。
各教材の関係をわかりやすく図にすると、こんな感じです↓
まず、このピラミッドのようなイメージを頭に入れておきましょう。
上へ行くほど、応用的な内容になっていきます。
たとえば、一番下のPlay Along(PA)は0~3歳向きで、一番上のStep by Step(SBS)は5歳以上が対象です。
買わなくてよい教材
9つの教材セットから上記5つを除いた残りの4つの教材は
・ミッキー・マジック・ペン・アドベンチャー
・Q&Aカード
・Let’s Play
です。
どれも評判のよい教材ですが、DWEをやるうえで必須というわけではありません。
実際、正規版の会員も、これらをやらずに「卒業」できます。
あくまでオプション的な応用教材と考えてください。
(時間と予算の都合上、我が家もやりませんでした)
どの教材を最初に買うべき?
中古で買う場合は2つの選択肢があります。
A:パッケージでまとめて購入する
B:個別に一つ一つの教材を購入する
のどちらかです。
DWEを中古で買うと決めた人は、Aのパッケージ購入がお得です。
(個別に買い揃えるより安い)
そうでなく、まだ迷っていて、個別購入でとりあえず様子を見たい人はBがお勧めです。
A:パッケージでまとめて購入する場合
DWEの教材セットは全部で9種類あると書きました。
まとめて購入するなら、5つの主要教材が全部入った「ミッキー・パッケージ」以上のセットを選んでください。
これより下位のパッケージだと、主要教材が抜けてしまい、DWEの本当の良さが実感できません。
またあとから買い足すときにも割高になるのであまりお勧めできません。
(ミッキー・パッケージの場合、各教材を個別に購入するより3割ほど安いです)
わからない方はとりあえず、「ミッキー・パッケージ」で必要十分です。
B:個別に一つ一つの教材を購入する場合
個別に買う場合は、さきほどのピラミッドの教材を下から順に買い進めるのがお勧めです。
子どもの成長や発達具合に合わせて、教材を無理なくこなしていくことができます。
ちなみに、いきなりSPを買う人がたまにいますが、お勧めしません。
(実際、現行の販売セットでもSAを飛ばして、いきなりSPやメイン・プログラムを購入できない仕組みになっています)
幼児なら、まずはPA(プレイ・アロング)から始めましょう。
それが終わったら、SAへ進みます。
PAは赤ちゃんゃ幼児向けの内容なので、小学生以上なら、SA(シング・アロング)から始めてもOKです。
各教材で身につくスキルと学習スケジュール
発達段階に応じた言語能力の獲得
全体の流れをもう少し詳しく説明します。
なぜ上記ピラミッドの順番が大切かというと、言語習得の観点からも理にかなっているからです。
DWEでは
体を動かして英語に反応する(PA)
↓
歌を通して英語の音を身につける(SA)
↓
ストーリーで意味を理解する(SPとBook)
↓
アクティビティで実践的な英語体験(SBS)
というふうに、幼児の発達段階に応じて、音のインプットから内容理解(ストーリー)、そしてアウトプットへと、自然にステップアップできる流れになっています。
「英語の耳」ができてないのに、いきなり話したり、物語を理解したりはできません。
まずは英語の音を習得する、そして次に意味を理解する、そして英語を実践で使っていくというステップを踏むことで、無理なく英語力が身につくようになっています。
中古品をどこで買う?
初心者向け
DWEの中古教材を専門的に扱っている業者さんがいくつかあるので、まずはそういうところで買うのがお勧めです。商品の状態が全体的に良く、保証制度など充実していて、欠品や汚れなどの情報もサイトに詳しく載っています。
筆者が以前お世話になったのはSwingKidsさん。梱包が非常に丁寧で信頼できる販売会社です。
ママのガレージセールさんはDWE中古の情報が非常に詳しく、同じく評判の高い会社です。
商品の在庫状況は流動的なので、目当ての商品があればどちらの業者さんでも良いと思います。
中・上級者向け
メルカリやヤフオクなどオークション・フリマサイトにもDWEの中古品がよく出回っていて、上記の業者さんよりさらに割安で購入できることも多いです。
(適正な価格は、上記の業者さんサイトで同じ年式の商品を調べるとだいたいわかります)
ただし商品説明などがいい加減だったり詳しくなかったりするので、年式、欠品の有無、商品の状態などをきちんとチェックする必要があります。
また中には海賊品を売っている悪質なケースもいるらしいので、騙されないよう注意が必要です。
本人確認が済んでいるか、過去の取引履歴や評価がどうか、などもあわせてチェックするようにしましょう。
おすすめの学習ペース(スケジュール)
中古だとDWEの公式サポートが得られないので、親が学習ペースを考えていく必要があります。
一つの目安をお伝えします。
DWEの多くの教材(SA、SP、TA、SBS)は12セットからなります。
つまり、1カ月に1つのペースでやると、ちょうど1年で1周できるようになっています。
やや駆け足ですが、カレンダー通りでわかりやすいので、我が家ではこのペースを目安に進めていました。
※最初のPAは3セットしかないので、3カ月くらいで十分です。またSBSに関しては1日1レッスンやれば、最短で計12週間(3カ月)ほどで終わります。
実際には子供の興味や成長のペースもあるので、難しい場合は、同じ教材をまたもう1周、2周と繰り返しながら進めると良いと思います。
SBSはリモコン操作があったり、工作のようなアクティビティがあったり、5歳くらいにならないとなかなか難しい面もあるので、早めにたどり着いた場合は、SAやBookをまた1年間かけて繰り返すのがおすすめです(←我が家ではSPの後にYouTubeアニメなども取り入れつつBookを1年間かけてやりました)。
あくまで個人的な考えですが、小学生になると学校の宿題や他の習い事などで忙しくなり、英語のインプットにかけられる時間も限られてくるので、就学前に大部分の教材を終わらせておくとよいかもしれません。
(そうすると、小学校以降で英語の「読み書き」を本格的に始められます)
さいごに
いかがでしたでしょうか。
DWEの中古購入を検討している方に向けて、参考になりそうな情報をわかりやすくまとめてみました。
正規版になかなか踏み切れない方は、まずは中古教材で子供の食いつき具合を見てから判断するのも手です。(我が家のパターン)
中古でも正規版と変わりなく、DWEの魅力を味わうことができますよ。
DWEの各教材のお勧め活用術を知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
3年間やってわかった!DWEのおすすめ活用法と注意点