英会話・TOEICに役立つ!リスニング学習で知っておきたい12のコツ【完全版】




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アラフォーの英日翻訳家。元英会話学校講師。TOEIC満点/英検1級。言語学修士号。コーヒー、読書、音楽が好き。

先日反響をいただいた記事、
「生の英語」が聞き取れる!リスニングを劇的に上達させる12の方法
では、リスニング(ヒアリング)力を上げるために、何をすればいいか(What)という話をしました。

今回は、そうした素材を使って、どのように学べばいいか(How)という話をしたいと思います。

どうやったら英語が聞き取れるようになるのかは、実際にリスニングの上達を経験した上級者でないとなかなかわからないものです。

ただやみくもに英語をたくさん聞いても、リスニング力はなかなか伸びません。
リスニングの練習には、効果の高い方法とそうでない方法があるからです。

僕自身、「英語をたくさん聞けば上達する」と信じて、手元の教材をやみくもに聞いていた時代があったのですが、今から考えると、非常に無駄の多い学習法をたくさんやっていました。

今回は、そんな僕自身の反省や、英会話講師として教えていた経験などを踏まえ、本物のリスニング力を身につけるために、ぜひ知っておきたいコツをすべて紹介します。

【基本】最初に知っておきたいリスニング上達のコツ

【コツ1~3】初心者向けリスニング練習の重要ポイント

前回書いた記事(下記リンク)で、次の3つのコツを紹介しました。

  • 【コツ1】先に内容(意味)を理解してから聴く
  • 【コツ2】完璧に聞き取ろうとしない
  • 【コツ3】同じ素材(教材)をしつこく何度も聞く

「多聴」の土台となる重要なステップなので、まだご覧いただいてない方は、まずこちらの記事からお読みください。

それでは、続いてほかの重要なコツを紹介します。

【コツ4】簡単な素材を選ぶ

リスニングがなかなか上達しない人の半分くらいはこれが原因です。
意味が理解できないくらい難しい文章をひたすら聞いても、あまり効果はありません。
かならず、読んで理解できる(=単語も文法もすべて知っている)文章を聴くようにしましょう。
「ちょっと自分には簡単すぎるかな~」と思うくらいの文章から始めるのがおすすめです。

【コツ5】まとまった長さの文章を聴く

1センテンスではなく、ある程度まとまった長さの長文や会話文を素材として選んでください。
コミュニケーションの基本は、コンテクスト(文脈)です。
一文だけでは意味が成立しなくても、文章が連なって「まとまり」となることで、全体として意味の流れが生まれます。
文法テキストや単語帳によくあるような、文章ごとに話がコロコロ変わる「一文リスニング」だと、文章同士の「つながり」を理解する練習になりません。
最初は短めの長文(テキスト1~2ページなど)から始めて、慣れてきたら、どんどん長いリスニングにチャレンジしていきましょう。

【コツ6】頭の中で和訳しない

リスニングをしているとき、頭の中は「英語脳」になります。
通訳者を目指すならともかく、普通の学習者に「脳内和訳」は必要ありません。
英語を聞きながら日本語で考えたり、頭の中で日本語に訳したりしていると、時間をロスし、重要な話を聞き逃してしまいます。
英語は、英語のまま理解するようにしましょう。

【コツ7】つまらなければやめる

語学は自分でやっていて「楽しい」と思えるものでないと、学習効果がガクンと落ちます。
「なんだかつまらないな~」と感じたら、すぐやめてしまってかまいません。
また「難しいな~」とストレスを感じているなら、もっと簡単な英語素材に変えてください。
ストレスをあまり感じず、脳が「楽しい!もっとやりたい!」と思って、どんどん意欲的に取り組める素材を見つけるのがベストです。

【おすすめ】リスニングがメキメキ上達するコツ

リスニング力をさらに上達させるためのコツです。

【コツ8】「音読」する

同じ素材を何度かリスニングしたら、こんどは音読してみましょう。
声優さんになったイメージで、感情を込めて、やや大げさに音読してみるのがポイントです。
音読すると、英語の正しい発音やリズムが身につきます。最初はバラバラだった耳と舌の動きが、次第に合致するようになるからです。
発音がうまくなると、それに合わせて、リスニングも上達します。

※長い文章だと全部音読するのは大変なので、できる範囲でかまいません。

【コツ9】リスニング素材を常に持ち歩く

リスニングの習得には「量」が大切です。
通勤・通学などの移動時間を使って、毎日英語をたくさん聞いてください。
iPodなどの携帯音楽プレーヤーと、カナル型イヤホンは必須です。
「あいつ、いつも音楽聴いてるな」と思われるくらいでかまいません。
一人の時間は基本的に「耳にイヤホン」です。

※聴覚が悪くならないよう、音量には気をつけましょう。

【コツ10】「ながら聞き」もやってみる

リスニング練習というと、TOEICの試験勉強のように、机で全神経を集中して英語を聴く姿(=精聴)をイメージする人が多いと思います。
でもネイティブスピーカーたちは普段の生活で、いつもそんなふうに人の話を聞いているわけではありません。多くの場合、なにか別のことをしながら聞いているはずです。
家事や散歩、ストレッチなど、何かほかのことをしているときに、英語を「ながら聞き」してみましょう。
そうすると、リラックスしながら英語を聞く訓練ができます。
また、英語のインプット量を大幅に増やすこともできます。

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僕はランニングや家事のとき、よくポッドキャスト(ラジオ)を聞いてるよ

【応用】「上級の壁」をぶち壊すリスニング学習のコツ

バイリンガル並みのリスニング力を身につけるためのコツです。

【コツ11】いろんなジャンルの英語を聞く

独学だと、どうしても自分の興味のある分野(趣味など)に英単語や表現の知識が偏りがちです。
中級者くらいまでは好きな分野の英語にこだわってたくさん聞くのもよいのですが、上級者を目指すなら、ビジネス、政治、アート、法律、料理、スポーツ、エンターテインメントなど、自分の好き嫌いにあまりこだわらず、いろいろなジャンルの英語を意識的にインプットしましょう。

【コツ12】いろんな地域の英語を聞く

上級者になればなるほど、英語の「方言」や「なまり」の壁にぶち当たることになります。
いまやグローバルな時代なので、世界中でいろいろなタイプの英語が話されています。
標準的なアメリカ英語やイギリス英語だけを勉強したら十分、というわけではありません。
オーストラリア英語、インド英語、シンガポール英語、スコットランドなまり、米国南部なまり……などなど、各地域のさまざまな方言やなまりにも、ある程度対応できるように、映画やニュース番組、YouTubeなどを使って、普段から多様な英語を分け隔てなく聞くようにしておくとよいです。

昔は「ネイティブの英語を完璧に聞き取る」ことがリスニングの最終目標だと思っていた。でもそうではなかった。
国際機関、グローバル企業、ビジネススクール…今や世界のトップ人材が集まる場はどこも多国籍。
英語の方言や訛りもそれなりに聞き取れないと、「英語で仕事ができる」とは言えない。

— macha@パパ翻訳家 (@natively_fun) 2019年1月5日

https://twitter.com/natively_fun/status/1081341075657117696

【まとめ】リスニング力がつくと英語学習にどんなメリットがあるか

日本の英語学習では、一般にリーディングが一番重要で、リスニングはまだまだ「できたらいいね」的なプラスアルファの能力と見なされているように思います。

ですが僕の考え方は違います。

リスニングは「話す」「聞く」「読む」「書く」の4技能の中で最も重要な、英語習得の根幹となるスキルです。

リスニング力が上がると、英語学習の効率・スピードが飛躍的に上がります。
文字に頼らずに、「耳」から英語をどんどんインプットできるようになるからです。(いわゆる「耳学」)

「耳学」は上級レベルの英語習得には絶対欠かせません。

「耳学」3つのメリット

1.場所を選ばない
携帯音楽プレーヤーがあればどこでも英語をインプット

2.ほかのことをしながらできる
家事や軽い運動をしながらでも英語を学べる(時間の有効活用)

3.長時間できる
「聞く」=「受動的行為」なので疲れない→長時間こなせる

— macha@パパ翻訳家 (@natively_fun) 2019年2月18日

https://twitter.com/natively_fun/status/1097438390234996736

ポイントは、
「目からインプット」(読む)
→「耳からインプット」(聴く)
に徐々に切り替えていくことです。

耳学ができるようになると、ただ毎日「生の英語」を聞いているだけで英語力が上がっていくので、英語学習がものすごくラクになります。

また英語圏のいろいろな情報が入ってくるようになるので、知識や考え方の幅が広がり、英語を学ぶのがさらに楽しくなります。

この記事で紹介したコツを取り入れて、本物のリスニング力を身につけ、ぜひ「耳」から学ぶ楽しさを知っていただけたらなと思います。

Godspeed!

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