リスニングに効果抜群! 英語学習に役立つ洋楽20選【2010年代】

※記事内に広告が含まれています。

スポンサーリンク



The following two tabs change content below.

macha

翻訳家(英日)。英検1級/TOEIC満点/言語学修士。「極力勉強せず、楽しみながら英語力を自然に上げる」がモットー。英語育児(8歳)も実践中です。

洋楽は発音やリスニングなどの英語学習に大きな効果がある」と聞いたことはないでしょうか?

筆者自身、中学生の頃に洋楽にハマって以来、たくさんの歌をうたって、英語力アップを実感してきました。
(今でも月1でカラオケに行くくらいの洋楽好きです)

でも英語の勉強にちょうどよい歌って、意外に見つけるのが大変ですよね。
ネットで検索しても、ビートルズやカーペンターズなど「懐メロ」ばかりで、「ちょっと違うんだよな~」と感じている人もいるかと思います。

そこでこの記事では、2010年以降にリリースされた大ヒットソングの中から、英語の勉強にも効く歌を「男女シンガー別」に計20曲ご紹介します。

ぜひ気に入った曲を見つけて、たくさん歌ってみてくださいね。

macha
米ビルボードなど各種ランキングをもとに、2010年以降の大ヒットソング100曲以上を実際に聴き比べて選んだよ!

洋楽って英語の勉強に効果あるの?

おすすめの曲を紹介する前に、なぜ僕が洋楽を通して英語を学ぶことをおすすめしているのかについて、3つ理由を紹介します。

1.発音がよくなり、リスニング力が上がる

人は歌うとき、通常の会話よりも口を大きく開けて、はっきり発音しようとします。
だから一般のスピーキングよりも一つ一つの音の違いを意識するので、発音が上達しやすいです。
言うまでもなく、発音がよくなるとリスニング力も向上します。
だから全体として英語力が伸びていきます。

2.未知の単語、スラングに出合える

好きな歌は何度も何度も口ずさむので、新しい単語も自然に覚えていきます。
さらに歌詞には、英語テキストにはほとんど出てこないスラングもよく使われます。
僕の経験上、歌詞で覚えた単語やスラングはなかなか忘れにくいです。

3.英語の韻(rhyme)がわかる

ラップでなくとも、英語の歌には昔から「韻」を意識して書かれた曲が多いです。これは英語圏における詩の伝統です。
どの音とどの音が韻を踏んでいるのかを意識しながら歌うと、英語独特のリズム感も身につきます。

「おすすめ曲」の選定基準

素晴らしい音楽はたくさんありますが、英語の学習に向いているとは限りません。
この記事では、以下の3つの基準でおすすめの曲を選定しました。

  • 2010年代(2010~2017年)にヒットした有名な曲である
  • 歌声がクリアに聞き取れる(←演奏がうるさすぎない、コーラスが効きすぎていない)
  • 素人がカラオケで普通に歌える(音程が高かったり、あまりに難しい曲は排除)

女性ボーカルのおすすめ曲10選

では女性→男性シンガーの順に、おすすめの音楽を10曲ずつ紹介していきます。

macha
まずは女性シンガーから。下にいけばいくほど、英語の難易度が高くなるよ!

Rachel Platten – Fight Song (2014)

孤独な自分を鼓舞する「戦いの歌」。この歌に勇気づけられた人は多そう。ゆっくりとしたテンポで、英語も聞き取りやすいです。2016年発表の「Stand By You」もおすすめ。

Carly Rae Jepsen – Call Me Maybe (2012)

「今あなたに会ったばかりだけど、一目ぼれしちゃったから、あとで電話ちょうだい」というシンプルなメッセージの曲。アップテンポですが、英語は聞き取りやすいです。

Adele – Someone Like You (2011)

英国のディーバ、アデルの名曲。ピアノの悲しい旋律に乗せて、元カレへの想いが歌われます。少し早口の部分もありますが、ひとつひとつの単語の発音がクリアなので、発音の勉強にいいですね。

Lady Antebellum – Need You Now (2010)

「別れた男女が互いに未練があって、いまも相手を想っている」とうたっているデュエット曲。親しみやすいメロディーラインで、歌詞もわかりやすいです。

The Chainsmokers – Don’t Let Me Down ft. Daya (2016)

NYのDJデュオ、ザ・チェインスモーカーズの曲ですが、歌っているのは、客演参加している女性シンガーのデイヤ。好きな男に「いまつらいから、すぐに会いに来て!」と歌っています。会いにこれない理由が気になりますね。歌詞はシンプルなので歌いやすいです。

Rihanna – Diamonds (2012)

「私たちは空に輝くダイヤモンドのように美しい」と、大好きな人との永遠の恋をうたっています。サビの部分の繰り返しが多いので、歌いやすいと思います。

Taylor Swift – We Are Never Ever Getting Back Together (2012)

「喧嘩別れした元カレから言い寄られているけど、もう二度と付き合わない!」という曲です。ほかにもテイラーは歌いやすい曲が多くて、「You Belong With Me」(2008)、「Blank Space」(2014)などもおすすめ。

Hannah Montana – Ordinary Girl (2010)

アメリカのホームドラマ「Hanna Montama」の主題歌。「有名人になって自分を見失いそうになるけど、私は普通の女の子なの」と歌ってます。少し早口なので、リエゾン(音のつながり)の練習にもなります。

Lorde – Royals (2013)

ニュージーランド出身のロードの代表曲。歌詞はスラング混じりでちょっと難しいです。貧困地区で育った少女が「どうせ金持ちにはなれないし、そんな裕福な生活に興味もないし」とうたっています。

Katy Perry – This Is How We Do (2013)

結構早口なのでレベルは高めですが、これが歌えるようになればかっこいいですね。歌詞は、女の子同士でおしゃれして、クラブで踊って、イケメンを探して、好きなことばっかして、という、都会女子の奔放な生き方をうたった曲です。サビの「straight stuntin’」は「(堂々と)見せびらかす、自慢する(show off)」という意味。

男性ボーカルのおすすめ曲10選

macha
男性陣も英語が簡単な(=歌いやすい)曲から順番に紹介するよ!

John Legend – All of Me (2013)

ジョン・レジェンドが妻にささげたバラード。「君のことが好きすぎて頭がおかしくなりそうだ。でも僕のすべてをささげるから、君も僕にすべてをまかせてくれ」というとても甘い歌詞です。テンポがゆっくりなので、英語の練習にぴったりですね。

Justin Bieber – Love Yourself (2015)

いまだに連絡をよこす元カノに向かってはっきりと「おまえに未練はない」、と宣言している曲です。わりとスローな曲なので、英語の発音の勉強になりますね。歌詞の「My mama don’t like you and she likes everyone」では、本来は「doesn’t」であるべきところ、「don’t」というくだけた表現になっています。
ミュージックビデオのダンスも面白いです。

One Direction – What Makes You Beautiful (2011)

ティーンに人気の1D。ややハイピッチの曲ですが、それほど早口ではないので英語の練習に向いています。「君はシャイで、自分がどれだけ美しいかわかっていない」とうたっています。サビの「But when you smile at the ground it ain’t hard to tell」で「ain’t」(be動詞の否定形=isn’t)というくだけた口語表現も出てきますね。

MAGIC! – Rude (2014)

カナダ出身のレゲエバンドのデビューシングル。彼女の父親に結婚を認めてもらおうとお願いしたけどあっさり断られて、「なんて失礼なんだ! 僕だって人間なんだぞ。だったら駆け落ちしてやる!」という歌詞です。

Bruno Mars – Just The Way You Are (2010)

ハワイ出身のブルーノのデビューシングル。「君は今のままで最高に美しい。僕は君のどこも変えたいなんて思わない」と、ド直球のラブソングです。歌詞の「And it’s so, it’s so sad to think that she don’t see what I see / But every time she ask me do I look okay?」も三人称単数現在の「s」が抜け落ちてます。
ブルーノはほかに「The Lazy Song」(2010)もおすすめですよ。

Charlie Puth – One Call Away (2016)

チャーリー・プースの曲はハイキーすぎて歌えないものが多いのですが、この曲はわりとマシです。「電話してくれたら、すぐに君の元へ駆けつけるよ。スーパーマンでも僕にはかなわない」というストレートな恋愛ソング。

Lukas Graham – 7 Years (2015)

デンマーク出身のシンガーが自身の半生とこれからを歌った曲。7歳、11歳、20歳、30歳、60歳…とそれぞれのライフステージで孤独とどう向き合えばよいか、成功とは何か、幸せとは何かなどを考えさせられる、かなりヘビーな歌です。英語も早口でやや難しくなります。

Ed Sheeran – Thinking Out Loud (2014)

イギリスの若手人気シンガーといえばこの人。リズムの取り方がちょっと独特なので、歌の難易度は少し高め。「70歳になっても23歳のときと同じように君を愛してる」と歌っています。イギリス英語なので、can’tを「カント」と発音していますね。

Sam Smith – I’m Not The Only One (2014)

イギリスの実力派ボーカル、サム・スミスのヒット作。浮気されている側の切ない気持ちを歌った曲です。「私にベイビーって言うけど、どうせ他の人にもそう言ってるんでしょ」という歌詞です。

R. City – Locked Away ft. Adam Levine (2015)

米ヴァージン諸島出身のデュオ、ロック・シティのヒット作。ラップ調の曲なので、カラオケの難易度は高いです(英語の発音もクセがあります)。「俺が刑務所に入っても、かわらずに俺のことを愛してくれるのか?」という内容の歌詞。サビのコーラス部分は、Maroon 5のアダム・レヴィーンがゲスト参加で歌っています。歌詞の「Or is ya gonna say good-bye?」はくだけた言い方で、本来は「are you ~」ですね。

洋楽を使った英語の学習5ステップ

最後に、洋楽を使ったおすすめの英語勉強法を紹介します。
下記1から5の順番で進めてみてください。

1.英語の歌詞(&和訳)を手に入れる

どれも有名な曲なので、「歌手名、曲名」でググれば、英語の歌詞も和訳もすぐに出てきます。

ネットで検索して出てくる歌詞の和訳は、誤訳がものすごく多いので(とくに個人サイトの場合)、参考程度にとどめておくのがよいです。

2.最初は歌詞をいっさい見ずに、歌を集中して聴く

聴き取れた単語から、歌詞の意味を想像してみましょう。
余力がある人は、聴こえた音をカタカナで書きとってみたり、ディクテーションをしたりするとさらに効果的です。

3.歌詞を見ながら、黙って歌を何度か聴く

すぐに歌おうとしなくて大丈夫です。発音の特徴やクセ、リズムの取り方などに注意しながら、まずはじっくり聴き込みましょう。

4.歌詞の和訳を見たり、辞書で調べる

歌の内容を理解していきます。歌詞の英語は難しいものが多いので、少し調べてわからなければ、気にする必要はありません。なんとなく何について歌っているのかがわかれば充分です。

5.何度もマネして歌う

頭の中のカタカナ読みはいったん忘れて、聴こえたとおりに歌うのがポイントです。
たくさん歌えば歌うほど、発音が上手になって、リスニング力もアップします。

もっとたくさん聴きたい人は

定額音楽配信サービス「Amazon Music Unlimited」(月額975円)では、7000万曲以上の音楽を楽しむことができます。

プライム会員の人なら月額200引きになるのでお得です。笑

ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

2010年代にヒットした洋楽を100曲以上を実際に聴き倒して、英語学習に本当に効く楽曲を選びました。

カラオケでみんなの前で歌うのを目標にすると、モチベーションアップにもつながりますね。

こちらでご紹介した曲をいくつか歌えるようになったら、つぎは自分の好きなアーティストの音楽にチャレンジしてみるとよいと思います。

ぜひ最新の洋楽のレパートリーを増やして、英語力をアップさせていってくださいね!

Happy singin’!

関連記事
英語の歌を上手に歌うために、発音の重要ポイントを手っ取り早く習得したい方は、こちらの記事をご覧ください。
たった30分で別人に!英語の歌をネイティブみたいに歌う5つのコツ【動画付き】

スポンサーリンク