【厳選】英語力がぐんぐん伸びる!最強のニュースサイト5選(初心者~上級者)

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アラフォー翻訳家。英検1級/TOEIC満点/言語学修士。「極力勉強せず、楽しみながら英語力を自然に上げる」がモットー。英語育児(5歳)も実践中です。

のっけからのお願いで恐縮ですが、目の前に日本の新聞を読んでいる外国人がいると想像してみてください。

「うわ、この人めっちゃ日本語できそう…!」
「絶対に観光客じゃないよね」
「日本で生まれ育ったのかな」
なんて思いませんか?

新聞やテレビのニュースは、ネイティブにとっても理解するのが難しいです。
単に言葉が難しいだけでなく、政治や社会、文化、経済などに関する背景知識も必要だからです。

これって英語でも同じですよね。
CNNやTIMEなどの英語ニュース(時事英語)はある意味、英語学習の最終形です。

学校英語から始めて、日常英会話やTOEICの勉強をして、ビジネスで通用する丁寧で知的な実用英語を習得したい人にとって、最後の難関が時事英語です。
(映画・海外ドラマはスラングなどくだけた表現が多いのでここではおいておきます)

僕自身の英語学習を振り返っても、20代の頃に時事英語をわりとガッツリやったことが大きな力になりました。
(今でも英語のニュースはほぼ毎日見ています)

でもネイティブ向けの英語ニュースは難しいので、いきなり手を出しても挫折する可能性が大ですよね。

そこで今回は、時事英語歴20年超のmacha(筆者)が、自身の苦労や失敗体験を踏まえ、時事英語を無理なく効率的に学べるおすすめのニュースサイトと学習のコツをお伝えします。

この記事はこんな人にお勧めです。

  • ビジネスで通用する実践的な英語を学びたい
  • 英語でディスカッションやディベートができるようになりたい
  • TOEFLやIELTSでハイスコアを取りたい
  • とにかく英語がうまくなりたい

メリット:なぜニュース素材を使うと英語力が伸びるのか

僕が感じたメリットや効果を紹介します。

1.短時間に効率よく学べる

洋書の多読などと比べて、ニュースは1本1本が短い(数秒から数分)ので、テンポよく学習を進めることができます。また面白くないニュースや記事があっても、次に飛ばせばいいだけなので、英語学習のモチベーションを高く保ちやすいです。

2.ハイレベルな単語力が身につく

ニュース英語では難易度の高い単語がたくさん使われます。「こんなの本当に使うのかな?」というような英検1級の単語も普通に出てきます。だからニュース英語に毎日触れていると、上級レベルの語彙力が自然に身につきます。

3.実用的でビジネスにも役立つ

ニュースは事実を短時間に正確に伝えることが重要。だからシンプルで直接的、かつロジカルな表現が好まれます。その意味で、ニュース英語はビジネス英語にも近いです。ニュースを通して覚えた英語表現は、そのまま仕事でも通用します。

4.スラングが少ない

映画や海外ドラマだとスラングが多いのが学習のネックになりがちです。その点、ニュース英語は基本的に丁寧で模範的な言葉遣いなので、スラングはほとんど出てきません。だから外国人とのコミュニケーションで実際に自分が使っても失礼になるようなこともありません。

5.英語圏の社会・文化・人に詳しくなる

ニュースでは政治や経済から、ビジネス、スポーツ、科学、エンタメまで、多彩なトピックが扱われます。だから毎日海外ニュースを見ていると、幅広い分野の知識や教養が自然に身につきます。こういう知識は英語を読んだり聞いたりする上でもすごく役立ちますよ!

6.面白いから飽きない

毎日新しいニュースがあって、いろんな地域や分野の話題に触れられるので飽きません。とくに英語圏のジャーナリズムはクオリティが高く、日本では見られないような掘り下げた報道も多いです。ずっと見ているうちに1時間経ってしまった、なんてことは日常茶飯事です。そうやって「没入」しているうちに、どんどん英語が上達していきます。

【厳選】おすすめの英語ニュースサイト5選

ネットで調べてみると、いろんなまとめサイトやブログがあり、たくさんのニュースサイトが紹介されていて、結局どれがよいのかよくわからないと思います(実際、僕もわかりませんでした)。

そこで、評判の高い国内外のニュースサイト30以上をリストアップし、片っ端から自分でチェックしてみて、「これは神すぎる!」と思ったものだけを厳選しました。

この記事で紹介する5つのサイトをやれば、英語力がぐんぐん伸びていくこと間違いなしです(笑

選定した際の必須の条件は次の3つです。

おすすめサイトを選んだポイント3つ

1.プロの音声が聴ける

英語学習で音声は必須。音を聞いて耳で理解できるようにならないと、英語力は伸びません。プロのキャスターやナレーターによる音声付きのサイトのみを選びました(最近よくあるAIの機械音声は却下)。

2.正確な英文スクリプト(字幕)がある

スクリプトがあれば、聞き取れなくても意味を理解できるし、リスニングの練習になります。字幕がないサイトや、字幕があっても遅延や不正確で使いものにならないサイトは却下しました。

3.無料でアクセスできる

有料で良さそうなサイト・教材はいろいろありますが、今回は「手軽に始められる」という点で無料のサイトを選びました。



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それじゃ、いっきに紹介していくよ!

【初級編】時事英語に慣れる!

最初に本文を読んで、語彙をチェックし、文章の意味を頭に入れたら、何度も繰り返し音声を聞いてみるのがおすすめです。

1.世界へ発信!ニュースで英語術(NHK)

https://www.nhk.or.jp/snsenglish/news/
(旧:ワンポイント・ニュースで英会話)

視聴時間:5分
日本語訳:あり
アプリ:なし
Podcast:なし

2018年にスタートしたNHKの語学ラジオ講座(平日放送、5分)。文章はNHKの国際放送で実際に使われたものなので、手抜きなしの上級英語ですが、講座で取り上げられるニュースは文章が短く(1分程度)、解説が丁寧なので、時事英語の初心者にぴったりです。

日本のニュースが多く取り上げられるので、日本のことを英語でどう説明すればいいかも学べます。

ウェブサイトなら、ラジオと違って時間を気にせずいつでも学習でき、重要単語の発音機能などもあったりするのでおすすめです。

※元のニュース動画(NHK World News)とラジオ放送が聴けるのは過去1週間分のみ。

ここがスゴイ!

  • 英文スクリプト、日本語訳、単語解説、音声(通常、ゆっくりの2種類)が揃っている
  • 文中のキーワードに下線が引かれ、クリックすると意味と発音がすぐに確認できる
  • Flashcards(単語クイズ)、センテンスごとの丁寧な解説、リスニング穴埋め問題など至れり尽くせり
  • 文章が短いのでシャドーイングや暗唱にも便利

2.VOA Learning English

https://learningenglish.voanews.com/

視聴時間:5~10分程度
日本語訳:なし
アプリ:あり
Podcast:あり

アメリカの国営ラジオ放送局VOA(Voice of America)が、非英語話者向けに制作している英語学習サイト。いろんなコーナーがありますが、全体的にどの番組もクオリティが高いです。

とくにアプリの出来が秀逸なので、ぜひインストールしてみてください!

ウェブサイトには初級(動画)・中級(音声)・上級(音声)の3つのコースがありますが、時事的なトピックが多いのは中級と上級コースです。

中級コース:「Health & Lifestyle」「Science & Technology」「Art & Culture」「As It Is(国際ニュース)」の4つのカテゴリから興味のあるニュースを探して見る(更新は不定期)。あるいは「Learning English TV(VOA60)」が毎日更新されるのでおすすめ。こちらは1分間動画ニュースで、字幕のみ(単語解説はなし)。

上級コース:「Education」から面白そうなエピソードを探す。こちらは2日に1本くらいのペースで更新。音声は上級コースなのにかなり遅いです。

アプリの場合はレベル別に分かれていないので、「音声」「動画」のタブから興味あるエピソードを選んでください。

ここがスゴイ!

  • レベルを問わず全体的に音声がゆっくりなので初心者にやさしい
  • アプリの機能が充実(再生速度変更、5秒巻き戻し、朗読箇所の自動ハイライトなど)
  • 英文スクリプト、ミニクイズ、単語解説なども
  • 文章はわりと長めで難しい単語が少ないので、多読多聴の入門教材にぴったり

【中級編】時事英語を楽しむ!

まずはざっくり音声を聞いて、話の内容を想像してみてください。次にトランスクリプトを確認して、話の中身を理解したら、何度も聞き込んでみましょう。

3.BBC Learning English

http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/

視聴時間:3~6分
日本語訳:なし
アプリ:あり
Podcast:あり

イギリスの国営放送BBCが制作している英語学習サイトが「Learning English」です。いろんなコーナー(番組)がありますが、とくにおすすめは下記の2つ。

6 Minute English(Vocabulary):2人のプレゼンターが現代社会のさまざまなトピックについて簡単なディスカッションをするラジオ番組(映像なし)。台本があるので会話はゆっくりめで聞き取りやすい。番組内でミニクイズや単語解説も。長さは毎回6分ぴったり。毎週更新。

Lingohack(News):BBC World Newsで実際に使われた映像を使ってニュース英語を学べる(「6 Minute English」よりレベルは少し上)。トピックが面白いものばかり。画面に字幕が表示されるほか、トランスクリプトと重要単語の解説もあり。長さは毎回3分程度。毎週更新。

ここがスゴイ!

  • 取り上げられるトピックが面白いものが多い
  • 3~6分とニュースが短いので続けやすい
  • 使い勝手の良いアプリがあるのでどこでも学習可能

4.CNN10

https://edition.cnn.com/cnn10

視聴時間:10分
日本語訳:あり※
アプリ:なし
Podcast:あり

アメリカの24時間ニュース専門チャンネルCNNが制作している、主にアメリカの中高生を対象にしたニュース番組(平日毎日更新)。番組名の「10」は10分間のニュースという意味。毎回世界各地の興味深いニュースを4本取り上げ、背景や予備知識などわかりやすく解説してくれます。英語はネイティブ向けなのでナチュラルスピードです(本家CNNよりは少しゆっくりですが)。

ここがスゴイ!

  • 取り上げられるテーマが幅広くて面白いものばかり
  • 遅延なしの完璧な字幕を表示できる
  • 地理や歴史、社会制度の説明など充実しているのでTOEFL対策にも
  • クイズやトリビアなども楽しい
NHK BS1では深夜・早朝に日本語吹き替え版の番組「CNNスチューデントニュース」を放送しています(トランスクリプトはなし)。ウェブサイトでは過去2カ月分の動画が見られます。

【上級編】本物の英語ニュースを味わう

いよいよネイティブ向けの英語ニュースに挑戦する番です。完璧に理解する必要はないので、細かい点は気にせず、「毎日30分」など時間を決めてニュースを楽しむようにしましょう。

5.ABC News

https://abcnews.go.com/Video
※オーストラリアに同名のニュース局があるので要注意。

視聴時間:各ニュース15秒~3分程度
日本語訳:なし※
アプリ:なし
Podcast:あり

アメリカの4大ネットワークの一つ。クオリティの高いニュースが楽しめます。

ウェブサイトでは、毎日トップニュースの動画が15本(約30分)アップされます(画面上部のカテゴリから「VIDEO」をクリック)。

アプリでも、まったく同じトップニュース+@が見られます(メニューバーの「Video」をクリック)。こちらの方が少し本数が多く、20本くらいです。

またどちらも「LIVE」メニューから、ライブ放送がいつでも見られます。

ABCニュースを見れば、アメリカで話題の出来事は一通りフォローできますよ。

ここがスゴイ!

  • ほぼ完璧な字幕が(リアルタイムどころか)先駆けて表示される(※たまに字幕がない動画も)
  • 自動的にニュースが流れていくので、テレビ感覚で楽しめる(ウェブサイトのみ)
  • 再生スピードを0.25~2倍まで変えられる(ウェブサイトのみ)
NHK BS1では早朝にABCの看板報道テレビ番組「World News Tonight」のヘッドラインを一つ取り上げて解説した英語学習番組「攻略!ABCニュース英語」を放送しています。(字幕対訳・キーワード解説あり)。ウェブサイトでは過去2カ月分の動画が見られます。

ニュース英語を効率的に学ぶ方法

最後におすすめの学習法をいくつか紹介します。

日本語で背景知識を仕入れておく

少しでもニュースの背景知識があると、英語がぐんと聞き取りやすくなります。新聞でもスマホでもなんでもいいので、普段から日本語でニュースをチェックする習慣を身につけておきましょう。背景知識なしにいきなり英語ニュースを見て(聞いて)理解できる人はあまりいません。

音読してみる

今回紹介したサイト・アプリは、すべて音声を聴くことができます。ニュース英語に慣れるまで、音声を何度も繰り返し聞いて、自分でも音読するのがおすすめです。英語のリズムや音に慣れ、そして時事英語特有の語彙や表現を体にしみこませましょう。

復習する&何度も見る

1回や2回で新しい単語や表現を完全に覚えられる人はいません。次の日も、前日やった内容を軽く復習するようにしてください。5分くらいかけておさらいするだけで、記憶がリフレッシュされ、知識の定着率がぐんと高まります。

毎日続ける

ニュースは日々、更新されます。毎日見続けることで、さまざまなトピックに触れることができますし、以前見た(聞いた)内容の事後経過を知ることもできます。そうやって蓄積された社会・文化背景に関する知識が、幅広い意味での「英語力」になります。

まとめ

またまた長い記事になってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございます。

上級編で紹介したABC Newsを字幕なしでだいたい理解できるようになったら、CNNやBBCなどほかのニュース番組も少しの慣れで理解できるようになります。

そして、討論番組や政治風刺番組、経済番組など、さらに難易度の高いニュースにもすぐにチャレンジできるようになります。

僕自身の経験を振り返ると、時事英語に初めて出会ったのは高校生の時です。無謀にもThe Japan Timesなどを読もうとしてあっさり挫折しました。

当時はまだインターネットがなく(少なくとも日本では)、時事英語教材も少なかったので、上のレベルを目指そうと思ったら、こういうネイティブ向けの素材を読むしかなかったのです。

それから数えきれないほどの挫折と敗北感を味わいながら、少しずつ勉強を積み重ね、ABCやBBCを字幕なしでなんとか理解でき、TIMEを辞書なしでなんとか読めるようになるのに、5年くらいはかかりました。

それからは英語のニュースを見るのが面白くなり、完全にハマりました。

でも今なら、この記事で紹介したようなサイト(アプリ)を使って、短時間で、効率的に、そしてもっと楽にレベルアップできたと思います。

英語ニュースを理解できるようになると、英語上達のスピードがいっきに上がります。毎日見ているだけで、いろんな語彙や表現がどんどん身につくからです。

ぜひ皆さんも英語ニュースの楽しさと奥深さを味わっていただけたら幸いです。

Enjoy!