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カラオケに行って英語の歌を上手に歌えると、かっこいいですよね。
でも洋楽って、英語の発音がきれいじゃないと、あまりサマになりません。
せっかくいい音楽がたくさんあるのに英語だから歌えない……というのはもったいないです!
そこで今回は、英語カラオケの大好きなmacha(筆者)が、英語が苦手な人でも、30分ほどのトレーニングで洋楽を上手にうたえるようになるコツをお伝えします。
実際に耳で確認した方が早いと思うので、ポイントをわかりやすく説明したおすすめのYouTube動画も合わせてご紹介します。
「英語っぽい」発音を習得する5つの方法
英語の曲を歌う上で、最低限マスターしておきたい発音の重要ポイントにしぼって説明していきます。
【コツ1】日本語にない「母音」をマスターする
歌を上手に見せるために、一番重要なのが母音です。
英語には日本語にない音がたくさんあります。
日本語の母音は「あいうえお」の5種類しかありませんが、英語にはなんと20種類もあります!(British R.P.)
日本人には同じ「あ」の音に聞こえても、run(走る)とran(走った)は英語ではまったく別の音です。
だから、英語の母音を使い分けられるようになれば、いっきにネイティブらしい発音になり、かっこよく歌えるようになります。
母音の練習ビデオ(4分19秒)
まずは、こちらのビデオを見て、先生のあとに続けて発音してみてください。
このビデオだけで、主要な母音は、一通りカバーできます。
【コツ2】重要な子音をマスターする
重要な母音をなんとなく理解したら、次は子音の練習へと移ります。
英語の子音は全部で24種類あります。
全部をきちんと習得しようと思ったら、1時間どころか1週間あっても無理です。
ここでは、日本語の音にはなく、苦手意識をもっている人が多い5つの子音
- th
- lとr
- fとv
にしぼって練習することにします。
thの練習ビデオ(1分28秒)
fとvの練習ビデオ(1分19秒)
lとrの練習ビデオ(7分39秒)
【コツ3】リエゾン(音のつながり)をマスターする
英語の発音が全部できるようになっても、まだネイティブっぽく聴こえません。
その大きな原因は、リエゾン(音のつながり、リンク)です。
英語は単語をだらだらとつなげて発音する傾向があります。
だから、別々の単語であっても、まるで一つの単語のように、すべての音がつながって発音されます。
どういうことかというと、
salt and pepper(塩とコショウ)
これをネイティブスピーカーが普通に読むと、
「ソルト、アンド、ペッパー」
ではなく、
「ソルテン、ペパー」
という感じの発音になります。
「salt」と「and」の二つの単語がつながって、「ソルテン」となるのですね。
リエゾンはめちゃくちゃ重要です。ネイティブが英語を発音するときは、リエゾンだらけです!
リエゾンの練習ビデオ(3分34秒)
リエゾンについては、こちらのビデオがわかりやすいです。
たとえば、
ten hours a day(1日に10時間)
は「テン、アワーズ、ア、デイ」ではなく、
「テ、ナワー、ザ、ディ」と発音するよ、と説明しています。
ビデオをしっかり見て、リエゾンのコツをつかんでくださいね。
【コツ4】よくある発音変化を理解する
よく使われる言葉の場合、いちいちきちんと発音するのがめんどくさいので、簡易的な読み方になる場合があります。
日本語でいえば、「~しなくてはならない」->「~しなきゃなんない」に変化するような感じです。
英語で有名なのは、以下の2つです。
want to(~したい)->wanna(ウォナ)
going to(~するつもり)->gonna(ゴナ)
歌の中でも、よく「ウォナ」「ゴナ」という形で出てきます。
このほかにも結構使われるのが、次の表現です。
should have(~すべきだった)->should’ve(シュダ)
could have(~できたのに)->could’ve(クダ)
should have(シュッド・ハヴ)ではなく、「シュダ(ヴ)」と発音される点に注意です。
結構よく出てくる発音なので、覚えてしまいましょう。
こちらのビデオでしっかり練習してください↓
発音変化の練習ビデオ(4分33秒)
【コツ5】聴こえたとおりに歌う
さて、ここまでのビデオ練習で、英語の母音と子音、リエゾン、口語表現をなんとなく理解できたかと思います。
このほかにも、英語の発音にはいろんな複雑な法則や仕組みがあります。
全部をきちんと理解しようと思ったら、フォニックス(つづり字と発音の規則性を学ぶ方法)なども勉強しなくてはいけません。
でもただカラオケで洋楽を楽しく歌いたいだけなら、そこまでやる必要はないでしょう。
いちばん大切なことは、自分の耳を信じて「聴こえたとおりに歌う」ことです。
歌詞カードのとおりに、全部の単語を丁寧に発音する必要はありません。
ネイティブスピーカーの話す英語でも、実際には発音されない音はたくさんあります。
だから、聞こえない音は歌わなくていいんです。
「文字よりも自分の耳を信用する」
この原則さえ守れば、どんな音楽でもだいたいうまく歌えますよ!
まとめ
英語の発音に自信がない人でも、少しの練習で、ネイティブっぽく上手に英語の曲をうたえるようになるコツをお伝えしました。
もちろん、ここで紹介したビデオ講義を1回見ただけでは、すぐに正しい発音は身につかないと思います。でも、とにかく自分の口を動かして、正しい英語の発音を口にしてみることで、洋楽を聴いているときや歌っているときにも発音を意識できるようになります。
あとは好きな曲を何度も繰り返し聴いて、マネして歌ってみましょう。
洋楽をたくさん歌えば歌うほど、どんどん上手になりますよ。
「洋楽」と「発音」を同時に学べるおすすめの本
最後に、今回紹介した発音のコツを実践形式でもう少しきちんと学びたい、という人におすすめの書籍を紹介します。
英語の音声変化が学べる 洋楽を歌おう!
とても説明が丁寧な本で、僕もこれで洋楽のレパートリーがさらに増えました(笑)。
音声ダウンロードはもちろん、歌詞や対訳、単語や発音の解説までついているので、洋楽を使った英語学習を120%エンジョイできますよ。
英語の音声変化が学べる 洋楽を歌おう!2
好評につき、続編も出ました!エド・シーランやテイラー・スウィフトの人気曲も入ってます。
それでは、Happy singin’!