【保存版】フィリピン英語留学する前に知っておきたい24のメリット&デメリット

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macha

翻訳家(英日)。英検1級/TOEIC満点/言語学修士。「極力勉強せず、楽しみながら英語力を自然に上げる」がモットー。英語育児(8歳)も実践中です。

後悔しないために知っておきたい!デメリット12連発

成功する留学もあれば、失敗する留学もあります。行ってから後悔しないためには、事前にきちんとした情報を仕入れておくことが重要です。
フィリピン留学で注意したいポイントをまとめて紹介します。

1.なにかと不便…

フィリピンは途上国なので、停電があったり、ネットの接続が悪かったり、と日々のトラブルはたくさんあります。
また学校の中は基本的に清潔で快適ですが、外へ出れば、汚い場所もたくさんあります。
そういう問題があっても、笑って過ごせるくらいのメンタルの強さが必要です。
残念ながら中には、環境になじめずに途中で帰国する人もいます(少数ですが)。

2.危ない場所もある

こういうスラムっぽい場所も普通に目にします(筆者撮影)

セブ島はフィリピンの他の地域と比べると治安はかなり良い方です。
とはいえ、窃盗やひったくりなどの軽犯罪は、日中でも頻繁に起きています。
外でスマホを操作する、人前で財布を出すなど、犯罪を誘発するような行為は控えましょう(これはフィリピンに限った話ではありませんが)。

3.「遊び」の誘惑が多い

セブシティなど街中へ行けば、クラブや歓楽街があって、毎晩のように夜遊びできます。
規模の大きな語学学校へ行けば、「遊び人」も何人かいます。
興味がなければ誘いに乗らなければいいだけの話なのですが、同じ寮で暮らしていたりすると、夜遅くに帰ってきて共同スペースでパーティーが始まったりと、何かと被害を受ける可能性はあります。
それが嫌な人は「門限」のある学校(いわゆる「スパルタ」)を選ぶか、ホテルの個室に宿泊しましょう。

4.ゴハンがいまいち

基本的にファストフードが多いです(rehyunによるPixabayからの画像)

フィリピンは「ファストフード文化」なので、脂っこくてしつこい料理が多いです(野菜が少ないです)。
中には日本人のシェフがいる語学学校もありますが、あくまで少数です。
栄養が心配な人はビタミン剤など持っていくようにしましょう。

5.先生の質が結構バラバラ

フィリピン人の先生はみんな英語がペラペラですが、中には、文法や語彙の知識が少し足りないかな、と思う先生もいます(※少数です)。
とくにプライベートレッスンだと先生との相性は重要なので、不満があれば早めに学校に相談して、ほかの先生に替えてもらいましょう。

6.上級者向けカリキュラムが少ない

どの語学学校も、初心者~中級者が多いです(TOEIC400~600点くらい)。
当然、カリキュラムもその層を対象に作られています。
TOEIC750点以上の上級者になると、学校によっては教材やカリキュラムがほとんどなかったりします。
「上級まで対応」とホームページでうたっていても、本当に上級者向けのカリキュラムがあるのか、どんなレッスンが受けられるのか、申し込む前にきちんと確認するようにしましょう。

7.長期留学に向かない

フィリピンへ1年以上留学する人はほとんどいません。半年でも長い方です。通常は数週間~3カ月程度で、それ以上いると飽きる人も多いようです。
半年以上留学するつもりの人も、とりあえず最初は「3カ月間」で申し込んでおいて、次の3カ月はどうするか、現地へ行ってから考えるのも手です。

8.日本人(あるいは韓国人)だらけ

日本人が経営する語学学校だと、基本的に日本人だらけ。韓国系の学校へ行くと、韓国人だらけです。
日系の学校だと、授業外では友達と日本語ばかり話すことになります。
毎日授業で6~8時間「英語漬け」になるので、「せめてプライベートは日本語で過ごしたい」という人は、日系の学校がよいと思います。
そうではなく、24時間「英語漬け」の環境に身をおきたいという人は、韓国系やアメリカ系の学校を選ぶようにしましょう。
自分がどういう留学生活を送りたいのかを考えて、決めるといいですね。

9.若者(学生)が多い

どこの語学学校も若い人、とくに大学生が多いです。とくに春休みや夏休みは、学生たちでいっぱいになります。
学生なら友達がたくさんできてよいと思いますが、社会人は年齢ギャップを感じるかもしれません。
「社会人オンリー」をうたっている語学学校もあるので、学生と絡みたくない人は、そういう学校を選ぶようにしましょう。

10.中には危険人物もいる?

同じ日本人だからといって100%信用するのは危険です。語学学校の中は基本的に安全ですが、中には犯罪まがいのことを平気でする日本人もいるので気をつけましょう。

参考記事:英会話学校元経営者の日本人女性に対する脅迫で予備校講師の山中博被告らが起訴された(まにら新聞)

11.学校のサービスもまちまち

日本人が経営している語学学校は一般にサービスの質が高いですが、日本のように完璧なサービスは期待できません。
先生やクラスの変更、レッスンのカスタマイズ、部屋の交換など、学校のスタッフの対応に不満を口にする人も何人か会いました。
ネットで卒業生の話など評判をよく調べておきましょう。

12.留学自体はキャリアにならない

語学留学は学位留学や交換留学ではないので、履歴書に書けません(書いても評価されません。
評価されるのは、TOEICの点数など「わかりやすい結果」です。
せっかく行くなら、TOEICで高得点が取れるよう、本物の英語力を身につけて帰ってきましょう。

フィリピン語学留学に向いている人

フィリピン留学は万人向けではないことがわかったのではないかと思います。

フィリピン留学に向いているのは、ずばり次のような人です。

  • 途上国のタフな環境でもやっていける
  • 数週間~3カ月程度の「短期留学」をしたい
  • 英語のレベルは初心者~中級者くらい
  • 文法より「会話」の練習をしたい

これらの条件を満たす人は、フィリピン留学で成功すると思います。

大学受験をやって文法は一通り頭に入っているけどスピーキングやリスニングは苦手という大学生や社会人にはおすすめですね。

まとめ

いかがでしょうか?

僕自身、Skype英会話などでフィリピン人の先生たちの雰囲気や授業スタイルはなんとなく知っていたのですが、実際に行ってみるといろいろなタイプの学校があり、元英会話講師としてとても勉強になりました。

フィリピン留学はまだまだ発展途上ですが、僕がもし大学生に戻れたら、間違いなく1~2か月くらい行っていると思います。質の高いアウトプットの練習がたくさんできるのは、とても魅了的ですね。

ただし学校や先生によって、授業内容や生徒層、クオリティがかなり違うので、そこらへんはきちんと調べる必要があると思います。

当たり前ですが、人生で留学できるチャンスなんてそう何度もありません。せっかく留学できるなら、その貴重な機会と時間を使って、英語だけでなく、異文化交流や人脈作りなどいろんな経験ができるとよいと思います。

迷っている人は、まずは1~2週間「お試し留学」してみるとよいかもしれませんね。

この記事を読んで、一人でもフィリピン留学にチャレンジしてみようと思う人が出てくれば幸いです!

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