【徹底比較】フィリピン「英語留学」行く価値あり?気を付けるべき点は?

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アラフォーの英日翻訳家。元英会話学校講師。TOEIC満点/英検1級。言語学修士号。コーヒー飲みながら洋書読む時間が好き。

フィリピンへ英語留学する人、最近増えてますよね。
でもフィリピンへ留学というと、いろんな不安があると思います。

  • 本当に英語力が身につくの?
  • 欧米への留学とは何が違うの?
  • 変な訛(なま)りは身につかないの?
  • 食事や治安は大丈夫なの?

などなど。

そこで今回は、フィリピンで最も人気が高いリゾート先である「セブ島留学」を中心に、フィリピン留学のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

フィリピンに英語留学すべきかどうか迷っている人は、ぜひご参考にしてください。

他のサイトと違うところ

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いいことも、悪いことも全部書いてるよ!

僕自身は残念ながら、すでにフィリピン留学をすべき英語のレベルをとっくに超えてしまいましたが、このたびご縁があって、フィリピン語学留学の実態や本音を詳しく知ることができました。

  • 実際にフィリピン・セブ島に行って、「複数」の語学学校を視察しました(←一つの語学学校だけの視点ではありません)。
  • 学校のスタッフ、フィリピン人の先生、日本人の生徒などたくさんの人たちに「良いところ」「悪いところ」を根掘り葉掘り、聞いてきました。
  • 語学学校の回し者ではないので、正直で中立的な立場からこの記事を書いています。

※ ネット上にフィリピン留学に関する情報はたくさんありますが、ほとんどが個人の体験談、ないしは語学学校や仲介業者が作った宣伝目的の記事です。どういう人が発信しているのか、本当に正しい情報なのか、惑わされないようにしましょう。筆者は利害関係のない第三者なので、安心して読んでくださいね!

フィリピン留学に行くべき「12のメリット」

とにかく安い

フィリピン留学のメリットと言えば、なんといってもコレ!
欧米への留学に比べると、フィリピン留学費用の相場は半額以下と言われています。

たとえば大手語学学校のQQEnglishへ1カ月間留学する場合

  • ロンドン留学 57万円
  • QQEnglish(フィリピン・セブ島) 22万円くらい

となっています。
(授業料、航空券、宿泊費、食費などを全部合わせた場合)
※学校、コース、宿泊スタイルなどによって値段は異なります。

最近では、セブパシフィック航空などのLCC(格安航空会社)が成田~セブ間で直行便を飛ばしていて、キャンペーン中だと数千円でチケットを買えたりします。

フィリピン留学は、圧倒的にコスパがいいんです。

マンツーマンの授業が受けられる

フィリピン留学最大の特色がマンツーマンです。
基本的にどこの語学学校も、レッスンはマンツーマンが中心です。それに一部グループレッスンを組み合わせたプログラムが多いです。

欧米への留学ではマンツーマンは値段が高すぎて庶民にはなかなか手が出せませんが、フィリピンでは格安で毎日マンツーマンのレッスンが受けられます。
1対1で先生とたっぷり話せるので、スピーキングの練習が思う存分できます。

近い、時差が少ない

北米やヨーロッパへ留学する場合、飛行機で片道10時間以上かかりますよね。
でも日本からセブ島までなら、飛行機で5時間くらい。
機内で映画を見ながら現地のことを少し調べているうちに、着いてしまいます。

さらに日本とフィリピンの時差はわずか1時間。
時差ボケの心配もないので、到着した日からスムーズに留学生活を始めることができます。
欧米への留学だと、体を慣らすだけで数日かかってしまうので、この差は大きいですよね。

1日中、英語漬けの環境

欧米留学だと、授業は1日3~4時間程度が一般的です。
でもフィリピンだと、1日6~8時間のプログラムが普通です。
(たとえば、マンツーマン4時間+グループレッスン2時間=6時間)

このように「英語漬け(immersive)」の体験ができるのがフィリピン留学の強みです。

自分を追い込める!

日本にいたら、飲み会、デート、テレビなど、いろんな誘惑がありますよね。
でもフィリピンに行ってしまうと、そういった誘惑がなくなるので、勉強に集中しやすくなります。
あえて「逃げられない環境」に自分を追い込んで、集中して英語を学びたい人にはぴったりです。

スピーキングの練習がたくさんできる

フィリピンの語学学校は、マンツーマンが中心なので、「スピーキング」の練習をするのに向いています。
多くの学校では文法やリーディング、TOEICなどの対策コースもありますが、せっかくの機会なので、徹底的に「話す」訓練をしましょう。
毎日英語を話しているうちに、文法の細かいミスを気にしないで堂々と話せるようになります。

英語初心者に向いている

フィリピンは英語初心者向けのプログラムが充実しています。
「話す」練習がたくさんできるので、受験などで文法学習を一通り終えた人は、実践的な英語力を身につけることができます。

フィリピンへ留学してから、さらに英語力に磨きをかけるため、ワーキングホリデー(ワーホリ)でカナダやオーストラリアへ行く人も少なくありませんよ!

1~2週間でも大丈夫!

欧米への留学だと普通1カ月以上からですが、フィリピンは最短1週間から留学できます。
社会人でも会社を辞めることなく、1週間の休暇をとって「短期留学」できるので、結構大きいですね。ゴールデンウイークやお盆、冬休みなどのミニ休暇を活用して英語力を身につけましょう。

※ただし、学生が増える夏休みなど繁忙期は3カ月前に予約がいっぱいになることがあるそうなので、お早めに予約を!

アメリカ英語が学べる

「フィリピン人の英語を訛りがあるのでは…」と心配する人もいるかもしれません。
でも基本的には大丈夫です。
フィリピン人の英語のレベルは、非ネイティブとしては世界最高クラスです。
アメリカの植民地だった過去があり、発音は基本的にアメリカ英語。
多少のアクセントはあるかもしれませんが、きれいなアメリカ英語を話す先生が多いです。
TOEIC満点レベルの「超上級者」でない限り、気にする必要はないでしょう。

先生が教え上手&やさしい

フィリピン人の先生は、基本的に教えるのが上手。
彼らはもともと英語のネイティブスピーカーではなく、小さい頃から学校等で学んで英語を習得しました。なので英語圏のネイティブスピーカーたちと違って、「英語を学ぶ苦労」を知っていると言われます。
また外国人に英語を教える国際資格「TESOL」を持っている先生も多く、授業の質も一般に高いです。

また一般的にフィリピン人は、明るくて、フレンドリーで、気さくで、おしゃべり好きです。大家族社会なので、面倒見の良い人が多いとも言われます。
そういう先生たちと話していると、英語のスピーキングもどんどん上達していきますよ!

異文化体験ができる

フィリピンは途上国なので、数日暮らしてみるだけで、いろいろな発見があります。
休みの日に学校の外へ出て、レストランで料理を注文してみる、お店で買い物するなど、そういった体験は貴重な思い出となります。
また学校によってはボランティアなど体験型のオプションプログラムを用意しているところもあるので、興味のある人は調べてみてください。

ユニークな人に出合える(かも)

フィリピンへ留学する日本人には、良くも悪くも「変わった人」が多いです。
「日本にいたら絶対に出会えないような人に会えた」。これはフィリピン留学をした人たちの多くが口を揃えて言うことです。
英語力だけでなく、語学学校で得た人脈も、留学の大切な財産となります。

見落とされがちな「12のデメリット」

いろいろな不便

フィリピンは途上国なので、停電があったり、ネットの接続が悪かったり、と日々のトラブルはたくさんあります。
また学校の中は基本的に清潔で快適ですが、外へ出れば、汚い場所もたくさんあります。
そういう問題があっても、笑って過ごせるくらいのメンタルの強さが必要です。
中には、環境になじめずに途中で帰国する人もいます(少数ですが)。

危ない場所もある

セブ島はフィリピンの他の地域と比べると治安はかなり良い方です。
とはいえ、窃盗やひったくりなどの軽犯罪は、日中でも頻繁に起きています。
外でスマホを操作する、人前で財布を出すなど、犯罪を誘発するような行為は控えましょう(これはフィリピンに限った話ではありませんが)。

「遊び」の誘惑が多い

セブシティなど街中へ行けば、クラブや歓楽街があって、毎晩のように夜遊びできます。
規模の大きな語学学校へ行けば、「遊び人」も何人かいます。
興味がなければ誘いに乗らなければいいだけの話なのですが、同じ寮で暮らしていたりすると、夜遅くに帰ってきて共同スペースでパーティーが始まったりと、何かと被害を受ける可能性があります。
それが嫌な人は「門限」のある学校を選ぶか、ホテルの個室に宿泊しましょう。

ゴハンがおいしくない?

フィリピンは基本的に「ファストフード文化」なので、脂っこくい料理が多いです。
語学学校だと、日本人のシェフが調理しているところもありますが、あくまで少数です。
栄養が心配な人はビタミン剤など持っていくようにしましょう。

先生の質がバラバラ

フィリピン人の先生はみんな英語がペラペラですが、中には、文法や語彙の知識が少し足りないかなと思う先生もいます(※少数です)。
とくにプライベートレッスンだと先生との相性は重要なので、不満があれば早めに学校に相談して、ほかの先生に替えてもらいましょう。

上級者向けのプログラムが少ない

語学学校はどこも初心者~中級者が多いです(TOEIC400~600点くらい)。
当然、カリキュラムもその層を対象に作られています。
TOEIC750点以上の上級者になると、学校によっては教材やカリキュラムがなかったりします。
また「上級まで対応」とホームページでうたっていても、本当に上級者向けのカリキュラムがあるのか、どんなレッスンが受けられるのか、申し込む前にきちんと確認した方がよいでしょう。

長期留学には向かない

フィリピンへ1年以上留学する人はほとんどいません。半年でも長い方です。通常は数週間~3カ月程度で、それ以上いると飽きる人も多いようです。
半年以上留学するつもりの人も、とりあえず「3カ月」で申し込んでおいて、次の3カ月はどうするか、現地へ行ってから考えた方がよいかもしれません。

日本人(あるいは韓国人)だらけ

日本人が経営する語学学校へ行くと、当然、日本人の生徒が多く、授業外では友人たちと日本語ばかり話すことになります。
もちろん毎日授業で6~8時間も「英語漬け」になるので、「せめてプライベートの時間は日本語で過ごしたい」と考える人もいます。
でも24時間「英語漬け」の環境に身をおきたい人は、韓国系やアメリカ系の学校を選ぶとよいでしょう。

若者が多い

どこの語学学校も若い人、とくに大学生が多いです。とくに春休みや夏休みは、学生たちでいっぱいになります。
学生なら友達がたくさんできてよいと思いますが、社会人は年齢ギャップを感じるかもしれません。
「社会人オンリー」をうたっている語学学校もあるので、学生と絡みたくない人は、そういう学校を選ぶようにしましょう。

危ない人もいる?

同じ日本人だからといって100%信用するのは危険です。中には犯罪まがいのことを平気でする日本人もいるので気をつけましょう。

参考記事:英会話学校元経営者の日本人女性に対する脅迫で予備校講師の山中博被告らが起訴された(まにら新聞)

学校のサービスもまちまち

日本人が経営している語学学校は一般にサービスの質が高いですが、日本のような完璧なサービスは期待できません。
先生やクラスの変更、レッスンのカスタマイズ、部屋の交換など、学校のスタッフの対応に不満を覚える人もいます。
ネットで卒業生の話など評判を調べておきましょう。

キャリアにはならない

学位留学や交換留学と違って、「フィリピン英語留学」は履歴書に書いても、企業から評価されません。
評価されるのは、TOEICの点数など「わかりやすい結果」です。
せっかく行くなら、TOEICで高得点が取れるよう、本物の英語力を身につけて帰ってきましょう。

フィリピン語学留学に向いている人

以上のメリット・デメリット比較から、フィリピン留学は万人向けではないことがわかったのではないかと思います。

フィリピン留学に向いているのは、ずばり次のような人です。

  • 数週間~3カ月程度の「短期留学」をしたい
  • 英語のレベルは初心者~中級者くらい
  • 徹底的に「会話」の練習をしたい

これらの条件を満たす人は、フィリピン留学を検討する価値があります。

とくに、大学受験を終えて、文法は一通り頭に入っているけどスピーキングやリスニングをほとんどやってこなかったという人にはお勧めです。

まとめ

結論としては、フィリピン留学は受験英語を中心に学んできた大部分の人におススメできる内容です。

僕がもし今大学生に戻れたら、絶対に夏休みなどを使って数か月くらい行っていると思います。それだけの価値は間違いなくあると思います。

迷った人はまずは1~2週間「お試し留学」してみるとよいかもしれませんね。

Happy studying abroad!